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銀の馬車道 鉱石の道

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無縁塔について参加者に説明する佐藤次郎さん(左端)=朝来市生野町白口
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無縁塔について参加者に説明する佐藤次郎さん(左端)=朝来市生野町白口

 江戸時代に銀の採掘で栄え、多くの鉱山労働者の家が谷に並んだことから「白口千軒」とも称された兵庫県朝来市生野町白口を目指すウオーキングイベントが22日、開かれた。参加した市民7人が、かつての繁栄を伝える集落を見て回った。

 鉱山町の歴史や魅力を発信する住民グループ「銀の谷エクスペリエンス」が主催。多くの鉱脈に恵まれ、最盛期には同地区に民家880軒が並んだとされるが、現在は2軒2人が暮らすのみとなっている。

 ウオーキングでは、同グループ代表の佐藤次郎さん(55)の案内で、同市生野町猪野々の河川公園から白口川に沿って約3・5キロ上流の集落まで歩いた。散在していた無縁墓をまとめて1937(昭和12)年に建てられた無縁塔や、浴場や診療所の跡地などを紹介。集落の外れにある「白綾(しらあや)の滝」にも足を運んだ。

 参加した介護職員(46)=同市=は「佐藤さんの話を聞いて歩くと、昔にタイムスリップしたような気分で興味深かった」と話していた。(竜門和諒)

2020/12/23
 

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