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銀の馬車道 鉱石の道

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馬車造りに取り組む児童ら=朝来市役所生野支所
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馬車造りに取り組む児童ら=朝来市役所生野支所

 日本遺産に認定された明治期の産業道路「銀の馬車道」について学ぼうと、兵庫県朝来市生野町口銀谷の生野小学校の児童約30人が20日、近くの市役所生野支所で、当時の馬車をモデルにした工作に取り組んだ。

 体験学習を通じて地元の文化や歴史を知ってもらおうと、生野支所や自治協が同小児童を対象に開く「生野こども教室」(全10回)の初回。

 同支所の田中通代さんが馬車道について「多くの物資や鉱物を効率よく運ぶため、生野鉱山から姫路市の飾磨港まで、馬車が走れる平らな道が整えられた」と紹介。その後、神河町中村の「銀の馬車道交流館」に展示されている馬車をモデルに、木材を切ったり、ねじを打ち込んだりして幅約70センチ、長さ約3メートルの荷台を組み立てた。

 木製の車輪の代わりに、捨てる予定だった耕運機の車輪を使用。新聞紙を丸めてアルミホイルなどで包み、荷台に載せる鉱物や石炭も作った。6年の男児(11)は「生野の歴史を改めて知ることができた」と話した。

 6月に馬車を完成させ、7月には実際に銀の馬車道で動かす予定という。(長谷部崇)

2017/5/21
 

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