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銀の馬車道 鉱石の道

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一円電車の乗り心地を楽しむ家族ら=養父市大屋町明延
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一円電車の乗り心地を楽しむ家族ら=養父市大屋町明延
スズをイメージしたくす玉を割って日本遺産認定を祝う関係者=養父市大屋町明延
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スズをイメージしたくす玉を割って日本遺産認定を祝う関係者=養父市大屋町明延

 「銀の馬車道 鉱石の道」の物語が、日本遺産に認定されたことを受け、明延鉱山があった兵庫県養父市大屋町明延の「あけのべ憩いの家」周辺で3日、記念式典があり、地元関係者らが認定を祝った。続いて「あけのべ・こどもまつり」が始まり、かつて明延鉱山-神子畑選鉱場(朝来市)の6キロの区間を走っていた「一円電車」の乗車体験やグッズ販売などでにぎわった。(長谷部崇)

 式典はまつりに先立ち開かれ、市の関係者や地元住民ら約100人が参加。同鉱山で採掘されていたスズの色をイメージしたくす玉が割られた。今回の日本遺産は、全国79件の申請から17件が認定され、鉱山関係は全国初だった。明延区の小林史朗区長(58)は「一円電車を復活させて、今年でちょうど10年。さらに距離を延ばしていけるよう、引き続きご協力をお願いしたい」と述べた。

 一円電車の体験乗車会では、カーブ状になった70メートルのコースを、当時も使われていた「くろがね号」がガタン、ゴトンと行ったり来たり。レール幅76センチ、車内の天井高130センチの車両に乗った朝来市の夫妻は「天井が低く普通の電車よりも揺れますね」。長男(3)は「乗るの面白かった」と喜んでいた。

 バザーやステージも催され、県立人と自然の博物館(三田市)の移動博物館「ゆめはく号」では、鉱物のように光沢のある昆虫標本を展示。ポニーの乗馬体験は、子どもたちが慣れない高さにおっかなびっくりの様子だった。

 7日まで、一円電車の乗車体験と明延鉱山の坑道見学を実施している。あけのべ自然学校TEL079・668・0258

2017/5/4
 

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