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銀の馬車道 鉱石の道

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日本遺産の認定後、観光客1万人目となった切山一朗さん(左端)と家族ら=朝来市佐嚢、神子畑選鉱場跡
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日本遺産の認定後、観光客1万人目となった切山一朗さん(左端)と家族ら=朝来市佐嚢、神子畑選鉱場跡

 兵庫県朝来市佐嚢の神子畑選鉱場前広場で14日、「神子畑桜まつり」があった。昨年4月28日の日本遺産認定後、同選鉱場跡を訪れた観光客が1万人を突破したことを記念するイベントも開かれた。

 1万人目は、大阪府高槻市の切山一朗さん(57)。小学5年まで神子畑で暮らしたといい、同選鉱場勤務だった父・重夫さん(87)=姫路市=ら家族4人で訪れた。重夫さんは選鉱場や社宅のメンテナンスを担当していたという。記念品として但馬牛肉が贈られ、一朗さんは「宝くじが全然当たらず、こういうことには縁が無いと思っていたのでうれしい」と喜んだ。

 旧朝来町では、神子畑から上岩津までの10地区を「鉱石の道」が通り、この日は上岩津区が桜餅やいちご大福、平野区がおでんを販売するなどして、まつりに協力。和太鼓グループ「和田山虎臥陣太鼓」が、選鉱場跡をバックに演奏して会場を盛り上げ、約300人が訪れた。多次勝昭市長は「日本遺産の中でも、神子畑選鉱場跡が今熱い。これを継続していけるよう頑張っていきたい」とあいさつした。(長谷部崇)

2018/4/15
 

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