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銀の馬車道 鉱石の道

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さまざまなパターンが万華鏡のように現れては消えていく=朝来市生野町小野
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さまざまなパターンが万華鏡のように現れては消えていく=朝来市生野町小野

 兵庫県朝来市生野町小野の史跡・生野銀山で9日、デジタルアート100万枚を無作為に投影して坑道内の巨大な空間を美しく演出する「デジタル掛け軸ライブ」が始まった。23日まで。

 日本遺産「銀の馬車道・鉱石の道」推進協議会が主催し、但馬と播磨をアートで結ぶ「鉱山と道の芸術祭」の一環。国内外で活躍するデジタルアーティスト長谷川章さん(71)=石川県小松市=が手掛けた。

 鉱員らを乗せたケージ(エレベーター)を地下730メートルまで昇降させた「巻揚機」が展示される空間に、プロジェクター6台でデジタルアートを投影。多彩なマーブル模様や幾何学模様が現れては消えていく。

 長谷川さんは父親が尾小屋鉱山(同市)の技師で、子どもの頃に坑道で遊んだといい、こうした空間への思い入れは深いという。静岡県湖西市から訪れた小学6年の男児(11)は「重厚な雰囲気で圧倒されました」。母親(46)は「昔、この場で働いた人々の思いや苦労に思いをはせました」と話した。

 午前9時半~午後5時。大人900円、中高生600円、小学生400円。生野銀山TEL079・679・2010

(長谷部崇)

2019/3/10
 

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