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銀の馬車道 鉱石の道

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仙霊茶やあわの餅などの特産品が並んだ販売会=神河町吉冨
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仙霊茶やあわの餅などの特産品が並んだ販売会=神河町吉冨

 兵庫県神河町の新たな情報発信拠点となる道の駅「銀の馬車道・神河」の今秋オープンに向け、町内の特産品をPRする試飲食販売会が22日、同町吉冨の飲食施設「かんざき大黒茶屋」であった。観光客や住民が約300年の歴史を誇る「仙霊茶」、かき餅「あわの餅」など伝統の味に触れ、神河の魅力の一端を堪能した。(三宅晃貴)

 道の駅は、「かんざき-」を改修して今年11月にオープンの予定。播磨-但馬地域を結んだ明治・大正期の官設の産業道路「銀の馬車道」沿いに位置し、馬車道を中心に観光名所を紹介する。

 約5千平方メートルの敷地には、木造平屋の現施設に加え、休憩コーナーやアンテナ店を新設。町内の農産物や加工品を販売し、観光客と地域住民の交流の場づくりも目指している。

 試飲食販売会は、道の駅開設への機運を高めようと、町が企画。初回は町外で余り知られていないが、良質でお薦めの土産物3品に絞ってPRした。

 「仙霊茶」は、約300年前に朝廷に献上したいわれがある特産物。町産のキクイモをスライスして乾燥させた菓子「菊芋チップ」は、香ばしく素朴な味わいが口に広がる。

 訪れた観光客や地域住民は、町職員らから商品の説明を受けながら試食。豊岡市から訪れた女性(57)はあわの餅を試食し「懐かしい味でおいしい。道の駅ができれば立ち寄る楽しみが増えます」と話した。

 同町では11月までに商品を増やしながら数回、同様の特産物販売会を予定する。

2017/1/23
 

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