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銀の馬車道 鉱石の道

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稽古の成果を舞台で披露する出演者=姫路市市民会館
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稽古の成果を舞台で披露する出演者=姫路市市民会館

 明治期の生野鉱山(兵庫県朝来市)と飾磨港(姫路市)を結んだ日本初の高速産業道路を題材に、人情喜劇の公演を続ける「銀の馬車道劇団」が19日、生野を舞台にした新作を姫路市総社本町の市民会館で上演した。踊りや歌を交えた和やかな舞台を約650人の観客が楽しんだ。

 劇団は2007年から沿線地域の歴史を交えた作品を上演。昨年には「銀の馬車道・鉱石の道」が日本遺産の認定を受け、今作は鉱山にまつわるストーリーに仕立てた。

 物語は明治初期、日本初の官営鉱山となった生野が舞台。鉱脈を探す山師の父と、近代化へ向けて科学技術を学ぼうと家を飛び出した息子との親子関係を軸に展開した。

 公演には4~68歳の約40人が出演し、緑の衣装を着て踊る定番のカッパダンスも披露。俳優・歌手の岸田敏志さんが手がけたオリジナル曲が盛り上げた。

 出演した女性(16)=福崎町=は「世代を超えて一つの舞台を作れた」とはつらつと話していた。(小林良多)

2018/8/20
 

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