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銀の馬車道 鉱石の道

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作品のコンセプトなどを話すアーティストら=但陽会館
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作品のコンセプトなどを話すアーティストら=但陽会館

 但馬と播磨を貫く日本遺産「銀の馬車道」と「鉱石の道」をアートでつなぐ「鉱山と道の芸術祭」のオープニングイベントが10日、兵庫県朝来市生野町口銀谷の但陽会館で開かれた。リレートークでは出展中のアーティストらが、作品に込めた思いなどを語った。

 日本遺産「銀の馬車道・鉱石の道」推進協議会の主催で、24日までの土日曜と祝日、同市や養父市など3市3町の歴史的建築物や産業遺産で現代アートなどの作品を展示している。

 リレートークではアーティストや各地区の協力者ら約10人が順に登壇し、作品のコンセプトや制作時のエピソードを紹介した。昭和初期に明延鉱山に建てられた鉱山従業員の旧社宅に、色の濃淡で空をイメージしたという温かみのある絵画を展示している中元俊介さんは「地元の人から鉱山が栄えていた頃の様子を詳しく聞くことができ、当時の息づかいと今が交錯するような作品を考えた」と話した。打弦楽器ハンマーダルシマーなどの演奏もあった。

 芸術祭の会場となっている市川町の古民家で写真作品を見て来たという女性(68)=宝塚市=は、「改めて歴史を学ぶ機会になり、作品も地域の雰囲気と合っていた」と話していた。(石川 翠)

2019/3/10
 

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