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銀の馬車道 鉱石の道

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明治期の鉱山長と夫人をイメージした衣装で結婚式を挙げる加藤貴之さんと菜穂子さん=2015年11月、生野銀山
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明治期の鉱山長と夫人をイメージした衣装で結婚式を挙げる加藤貴之さんと菜穂子さん=2015年11月、生野銀山
生野銀山で挙げた結婚式によって表彰される加藤貴之さん=東京ビッグサイト
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生野銀山で挙げた結婚式によって表彰される加藤貴之さん=東京ビッグサイト

 地域の魅力を生かした結婚式の実例を競う「ふるさとウェディング・コンクール」(全日本ブライダル協会などの主催)の表彰式が22日、東京ビッグサイトであった。兵庫県朝来市の史跡生野銀山で昨年挙げられた「銀山町の歴史遺産ウェディング」が、観光や地域活性化に貢献したとして、2位にあたる観光庁長官賞に輝いた。

 婚姻数の約半分しか結婚式を挙げない現状打開などのために開かれており、5回目。全国のウェディング・プランナーや業界関係者に事例を募り、今回は22件の応募があった。

 朝来市の事例は、同市地域おこし協力隊として同市生野町で働く加藤貴之さん(32)=東京都出身=と妻の菜穂子さん(31)=姫路市出身=が、出会った同町の歴史や文化を体感できる式にしようと企画。

 銀山にちなんだ銀の指輪交換▽招待客が結婚承認の証しに坑道奥の石に刻銘▽公民館に立ち寄るパレード-など、創意工夫を凝らした式を挙げた。

 加藤さんは「手作りのブライダルが地域経済を動かし、子どもからお年寄りまで喜んでもらえることが分かった」と話し、今後も結婚式や銀婚式を企画したいという。

(藤森恵一郎)

2016/6/22
 

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