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銀の馬車道 鉱石の道

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銀の馬車道をテーマに、子どもたちが描いた絵画などが並ぶ会場=姫路市四郷町見野
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銀の馬車道をテーマに、子どもたちが描いた絵画などが並ぶ会場=姫路市四郷町見野

 姫路・飾磨港から生野鉱山を結んだ産業道路「銀の馬車道」の歴史やゆかりの人物などを伝えるパネル展が、見野の郷交流館(姫路市四郷町見野)で開かれている。馬車道をテーマにした写真・絵画コンクールの優秀作品も並ぶ。

 パネル展は、馬車道が今年4月、日本遺産に認定されたことを受けて同館が企画した。

 パネルでは、馬車道の成り立ちなどを分かりやすく解説。明治政府がフランス人鉱山技師コワニェらに生野銀山の再開発を指示した経緯や、飾磨港から多くの物資を運ぶために広い道が必要だったことなどを詳しく説明している。

 1873(明治6)年に始まった約49キロに及ぶ馬車道の工事は3年がかりで完成。総工費は現在の価格で35億円にも上ったことを紹介している。

 また、県などが主催する馬車道の写真・絵画コンクールの入賞作も展示。播磨灘の夕焼けを鮮やかに活写した写真のほか、川沿いを行き交う馬車をクレヨンでかわいらしく描いた小学生の絵もあり、馬車道への関心をかき立てる。

 午前9時~午後5時。10月2日まで。入館無料。同館TEL079・252・6659

(金 旻革)

2017/9/6
 

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