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銀の馬車道 鉱石の道

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道をテーマにした文化財やパネルが並ぶ会場=朝来市埋蔵文化財センター
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道をテーマにした文化財やパネルが並ぶ会場=朝来市埋蔵文化財センター

 「道」をテーマに朝来市の文化財などを展示する「A・SA・GOのカントリーロード~ひとの道・モノの道」が、同市山東町大月の市埋蔵文化財センター「古代あさご館」で開かれている。生野鉱山から姫路市の飾磨港まで続いた「銀の馬車道」など、古代から近現代までの交通の要衝に関する史料計250点が並ぶ。10月9日まで。

 「播但貫く、銀の馬車道 鉱石の道」が日本遺産に認定されたことを記念し、同センターと県立考古博物館(播磨町)が共催した。

 両施設や市民が所蔵する出土品、写真などを解説パネルと共に展示。同市の「加都遺跡」などで発掘された奈良時代の木簡は、書かれた文字から、権利書や荷札として使われたことがうかがえる。明治時代の播但鉄道のレールや駅舎の瓦は、時代とともに人や物資を運ぶ道が姿を変えていったことを今に伝える。生野銀山の銀や絵巻のほか、日本遺産関連の史料もある。

 一般100円、中学生以下と65歳以上無料。月曜休館(祝日の場合は翌日休館)。7月23、30日、8月20、27日は大学の研究者らを招き、古代や近現代の交通事情を学ぶ講義(定員50人、予約不要、無料)を開く。同センターTEL079・670・7330

(那谷享平)

2017/7/21
 

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