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銀の馬車道 鉱石の道

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一円電車の実寸大のペーパークラフト=養父市大屋町明延
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一円電車の実寸大のペーパークラフト=養父市大屋町明延

 日本の近代化を支えた明延鉱山などをテーマにした「第10回あけのべ一円電車まつり」が2日、兵庫県養父市大屋町明延で開かれた。閉山前、鉱山労働者らを運賃1円で運んだ一円電車の体験乗車や坑道見学があり、大勢の家族連れでにぎわった。

 昼過ぎには臨時駐車場が満杯となり、神戸や千葉、滋賀などのナンバーも見られた。70メートルの線路を往復する一円電車は、順番待ちの列ができる人気。明延地区の各地では子ども向けの工作教室や一円電車の模型展示などがあり、来場者らはスタンプラリーを楽しみながら各会場を巡っていた。

 まつりは地元住民やボランティアが中心となり、毎年開いている。今年は10回目を記念し、一円電車の実寸大ペーパークラフトを作るワークショップもあった。子どもらは、一円電車が印刷された段ボールを慎重に折りたたんで組み上げた。完成後、屋外ステージで披露され、来場者の注目を集めた。

 朝来市立大蔵小学校3年の男子児童(9)は「一円電車は、がたがた動いて面白かった。ペーパークラフトも本物と同じ大きさですごい」と喜んでいた。(那谷享平)

2016/10/3
 

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