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銀の馬車道 鉱石の道

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完成したジオラマを確認する香寺高校の生徒たち=JR姫路駅
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完成したジオラマを確認する香寺高校の生徒たち=JR姫路駅

 文化庁の日本遺産に認定された「銀の馬車道」と「鉱石の道」をもっと知ってもらおうと、姫路大手前ライオンズクラブと、兵庫県や周辺自治体でつくる「銀の馬車道ネットワーク協議会」は6日、JR姫路駅中央改札口前コンコースに、2つの道を再現したジオラマを設置した。(井沢泰斗)

 馬車道の全容を確認できるスポットが少ないため、道の「見える化」を狙った。ジオラマは縦2・5メートル、横1・2メートルで、明治・大正期に飾磨津(姫路市)-生野鉱山(朝来市)を結んだ49キロと、道沿いの6市町にある文化財や関係施設を立体的に表現。生野鉱山から続く鉱石の道もパネルで紹介している。

 県立香寺高校美術工芸部の1年生5人も各市町のマスコットキャラクターのフィギュアを手作りし、ジオラマに彩りを添えた。「1日中行き来する荷馬車を表現した」というイラストも台の側面に描いた。市川町に住む女性(16)は「自分の町にも馬車道が通っていたことを知り、ロマンを感じる。立派なジオラマに作品を置いてもらい、うれしい」と話した。

 6日は除幕式が開かれ、関係者ら約40人が完成を祝った。県中播磨県民センターの田中基康センター長は「銀の馬車道が通っていたこの姫路駅から、皆さんで魅力をPRしていきたい」とあいさつした。

2018/3/7
 

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