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銀の馬車道 鉱石の道

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バッテリー式機関車を点検する地元の住民ら=養父市大屋町明延
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バッテリー式機関車を点検する地元の住民ら=養父市大屋町明延

 30年前に閉山した明延(あけのべ)鉱山(兵庫県養父市大屋町明延)で、当時運賃1円で住民らを運んでいた「一円電車」を再現した体験乗車会が9日から始まる。このほど、乗車会を企画するボランティアらが、けん引用のバッテリー式機関車を点検した。(那谷享平)

 地元住民らが10年前、特設レールを敷いて一円電車を復活させ、毎年4~11月に乗車会を開いている。例年月1回の開催だったが、今年は回数を増やし、4月9日と5~11月の第1日曜日に加え、ゴールデンウイーク中の5月3~6日と、夏休み中の7月23、30日、8月13、20、27日にも実施する。

 事前の車両点検には10人が参加し、クラクションや回転灯が作動するかを確かめたり、変速ギアに潤滑剤を塗り直したりして、5カ月ぶりの運行に備えた。

 乗車会を主催する「『鉱石の道』明延実行委員会」は「お客さんの要望に応え、運行日を増やした。安全を最優先にしながら、多くの人に乗車してもらいたい」としている。

 乗車には1円以上の寄付が必要。4月9日から10月29日までの毎日曜日には同鉱山の坑道見学会がある。見学会の参加費は高校生以上1200円、小中学生600円。あけのべ自然学校TEL079・668・0258

2017/4/2
 

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