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銀の馬車道 鉱石の道

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(右手前から時計回りに)抱き枕の小、中、大とクッション=生野まちづくり工房「井筒屋」
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(右手前から時計回りに)抱き枕の小、中、大とクッション=生野まちづくり工房「井筒屋」
ポーチから顔をのぞかせるあんこう=生野まちづくり工房「井筒屋」
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ポーチから顔をのぞかせるあんこう=生野まちづくり工房「井筒屋」
あんこうグッズを手作りするいくの銀谷工房のメンバーら=生野まちづくり工房「井筒屋」
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あんこうグッズを手作りするいくの銀谷工房のメンバーら=生野まちづくり工房「井筒屋」

 兵庫県朝来市生野町口銀谷の女性グループ「いくの銀谷工房」が手作りしている国の特別天然記念物オオサンショウウオのグッズが、観光客らに好評だ。クッションに抱き枕、ポーチ、小銭入れ、クッキーなどその数20種以上。つぶらな瞳に大きく裂けた口のゆる~い表情が人気の秘けつという。

 生野町などでは「あんこう」とも呼ばれるオオサンショウウオ。2002年に同工房が発足し、コースターから作り始めたが、当初は誰もあんこうのことをよく知らなかった。その後、研究機関「日本ハンザキ研究所」が同町黒川にオープン。栃本武良所長のアドバイスで本物と同じように前足を4本指にしたり、口の中を赤くしたりと細部にもこだわってきた。

 メンバーは毎週水曜、生野まちづくり工房「井筒屋」に集まって作業している。主に着物地を使って一つずつ手作りし、目はビーズやボタンで、口は赤い刺しゅう糸で表現。「生地が一つ一つ違い、毎回『どんなんができるやろ』と楽しみ」とメンバーの2人。あんこうグッズに魅力を感じ、4月から通い始めたという姫路市保城の女性(67)も「1週間が待ち遠しい」と話す。

 観光客からは「なぜオオサンショウウオ?」と不思議がられるといい、生野のあんこうを知ってもらうきっかけにもなっている。大、中、小の3サイズある抱き枕は意外と男性にも人気とか。

 井筒屋や同研究所、JR生野駅の観光情報センターで販売。井筒屋TEL079・679・4448

(長谷部崇)

2016/8/15
 

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