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銀の馬車道 鉱石の道

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銀の馬車道の活用法について発表する高校生=姫路市増位新町2
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銀の馬車道の活用法について発表する高校生=姫路市増位新町2

 日本遺産「銀の馬車道・鉱石の道」を未来のまちづくりにどう生かすか-。姫路で21日に行われたシンポジウムでは、高校生が独自の旅行プランを発表し、沿線の文化財を生かすさらなる地域連携の必要性がパネル討論で強調されるなど、さまざまな提言に関心が集まった。

 姫路高校(同市辻井)の生徒は古民家レストランや資料館などを巡る観光ルートを提案。「沿道には昔の面影を残す観光スポットが多い。外国人留学生らにアピールすれば観光客の増加につながる」と主張した。

 人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」になぞらえ、「二次元空間への旅」と題したコスプレ旅行を発表したのは生野高校(朝来市)の生徒たち。「コスプレ写真をSNSに投稿すれば、世界に向けて日本遺産をPRできる」と強調した。

 パネル討論で、NPO法人姫路コンベンションサポートの玉田恵美理事長は、自身が主宰する「銀の馬車道劇団」を踏まえ、「地域住民を巻き込もうと活動してきた」と主張。訪日外国人観光客向けに「英語でまちの情報を伝えるガイドの養成が必要」と訴えた。

 進行役の神戸新聞社の三好正文パートナーセンター長から、日本遺産と地域社会の関わりについて問われた日本遺産審査委員会の丁野朗(ちょうのあきら)委員は「道や鉱山から生まれた技術が地域に与えた影響を学び、『自分たちの文化財』という誇りを持つこと。沿線自治体が定期的に集まり、人づくりを進めていくことが大切」と述べた。(伊田雄馬)

2018/2/7
 

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