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銀の馬車道 鉱石の道

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約4キロの道のりを歩き、神子畑選鉱場跡に着いた児童ら=朝来市佐嚢
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約4キロの道のりを歩き、神子畑選鉱場跡に着いた児童ら=朝来市佐嚢

 兵庫県の朝来市立山口小学校(同市羽渕)と中川小学校(同市桑市)の5、6年生で活動する「わんぱく教室」のメンバー19人がこのほど、同市佐嚢の佐嚢コミュニティセンターから神子畑選鉱場跡までの「鉱石の道」約4キロを歩いた。

 教室は自然活動などを通じて故郷の魅力を知ってもらおうと、市役所朝来支所が毎月開催。今回は、4月に日本遺産に認定された鉱石の道をたどった。

 「神子畑鉱石の道推進協議会」の山内隆治郎さん(73)と岸下定さん(70)がガイドを務め、神子畑鋳鉄橋やムーセ旧居を案内。岸下さんは「選鉱場は上から下まで長さ165メートル、横幅110メートル、高低差75メートルだった」と紹介。「明延鉱山から1日約1500トンの鉱石が運ばれた」とし、有用鉱物と不要鉱物に仕分ける選鉱の工程も解説した。

 山口小6年の女児(12)は、「シックナー(円すい状の液体分離装置)の構造が面白かった」。同小6年の男児(11)は「ムーセ旧居や鋳鉄橋は昔から残っていて感心した」と話していた。(長谷部崇)

2017/9/12
 

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