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銀の馬車道 鉱石の道

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生野街道を特集したバンカル2018年春号
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生野街道を特集したバンカル2018年春号

 兵庫県の播磨の総合文化誌「BanCul(バンカル)」の2018年春号が発刊された。日本遺産「銀の馬車道・鉱石の道」のルーツとなった生野街道を特集し、沿道の風景や文化財などを盛り込んだ。

 生野街道は姫路城(姫路市)と生野鉱山周辺(朝来市)を結び、江戸時代に大阪へ銀などを運ぶ道として発達した。西国巡礼の人々や城崎温泉への旅人でにぎわったとされる。

 「生野街道を行く」と題したコーナーでは、編集委員たちが各所を歩き、かつての暮らしの名残をリポート。姫路市出身の哲学者和辻哲郎の生家が残る同市仁豊野で、和辻の幼少期に思いをはせたり、神河町を訪ねて同町にまつわる「播磨国風土記」の説話を紹介したりし、多彩な視点で街道の魅力や巡り方を伝える。

 鉱石を運んだ朝来市内のトロッコ道跡や、宿場町として栄えた市川、神河町などの町並みを捉えた写真約30枚も掲載した。

 特集のほか、「文化ガイド」のコーナーで、書写の里・美術工芸館(姫路市書写)で催される春季特別展示「書写山円教寺-歴史を語る美術と工芸」(4月21日~6月3日)の見どころを解説している。

 税込み741円。姫路市文化国際交流財団TEL079・298・8012

(伊田雄馬)

2018/3/29
 

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