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銀の馬車道 鉱石の道

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ひづめの音を響かせながら、鉱山町を歩く「アズール」=朝来市生野町口銀谷
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ひづめの音を響かせながら、鉱山町を歩く「アズール」=朝来市生野町口銀谷

 明治時代に生野鉱山(兵庫県朝来市生野町)と飾磨津(現・姫路港)をつないだ産業道路「生野鉱山寮馬車道(銀の馬車道)」が通った朝来市生野町口銀谷で2日、乗合馬車の特別運行が始まった。3日まで。

 町内の民家や商店約130軒が、ひな飾りを公開する「銀谷(かなや)のひな祭り」に合わせた催しで、日本遺産「銀の馬車道・鉱石の道」推進協議会が企画した。

 島根県雲南市の牧場から来た輓馬(ばんば)の「アズール」(雄、13歳)が、但陽会館からJR生野駅まで約1キロの区間で、10人乗りのほろ馬車をけん引した。アズールは、北海道の「ばんえい競馬」で勝ったこともある力持ち。「パカラッ、パカラッ」とひづめの音を響かせ、鉱山町を闊歩(かっぽ)した。

 御者(ぎょしゃ)を務める坪井香保里さん(45)によると、アズールは歩いている最中も辺りを見回し、生野の町並みに興味津々という。馬車に乗った兵庫県神河町の女性(37)は「ひづめの音は心地よく、優雅な感じがしました」。長女(7)は「お馬さんがお利口でかわいかった」と話した。

 3日は残席わずか。但陽会館前が午前10時、11時、午後1時、2時、3時発。生野駅東口が午前10時半、11時半、午後1時半、2時半発。生野まちづくり工房「井筒屋」TEL079・679・4448

(長谷部崇)

2019/3/3
 

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