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銀の馬車道 鉱石の道

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くす玉を割って日本遺産認定を祝う関係者たち=養父市中瀬
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くす玉を割って日本遺産認定を祝う関係者たち=養父市中瀬

 兵庫県養父市や朝来市など播但6市町による「銀の馬車道 鉱石の道」のストーリーが日本遺産に認定されたことを受け、中瀬鉱山の地元養父市中瀬でも30日、記念式典が開かれた。地元住民や同市の関係者ら計約100人が祝い、認定を追い風にした地域活性化に向け、決意を新たにした。

 日本遺産は、地域の歴史遺産などの魅力を伝える目的で文化庁が認定。「銀の馬車道-」は中瀬鉱山のほか、明延鉱山や生野鉱山、播磨の宿場町などで構成され、日本の近代化の息吹をたどる物語となっている。

 地域の交流拠点「中瀬金山関所」であった式典では、広瀬栄市長が認定までの経緯を振り返り、「中瀬のまちにはいたるところに鉱山の物語が残っている。それを生かし、中瀬や養父市の活性化を図りたい」と述べた。中瀬鉱山をテーマにしたまちおこしに力を入れる「中瀬金山会」の村上正会長(63)は「中瀬鉱山の魅力の発信が課題だったが、認定で大きな力をもらった」と喜びを語った。

 続いて地元の子どもたちや関係者によるくす玉割りがあった。中瀬鉱山で採掘された金にちなみ、小判の絵の焼き印をした大判焼きなども振る舞われた。(那谷享平)

2017/5/1
 

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