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銀の馬車道 鉱石の道

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ウオーキングイベントを企画した苗村さん(右)ら=姫路市船津町、神崎酒造前
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ウオーキングイベントを企画した苗村さん(右)ら=姫路市船津町、神崎酒造前

 明治時代に造られた馬車専用道路「銀の馬車道」の沿線を、本物の馬と一緒に散策するウオーキングイベントが23日、兵庫県姫路市船津町周辺で行われる。約8キロの田園地帯をスタンプラリー形式で歩きながら、馬の休憩所の跡地や明治初期から続く酒蔵などを巡る。馬車道の歴史を伝える紙芝居や講話もある。

 地元自治会などでつくる「銀の馬車道・船山地区活性化委員会」が主催。馬車道だった道路を実際に歩くことで子どもたちに親しみを感じてほしいと、メンバーの苗村克三さん(62)=同市=が企画した。

 午前9時半に市農業振興センター(同市山田町多田)を出発。当時使われたとされる大八車の形を再現した木製馬車を引きながら、アメリカンミニチュアホース「リリー」と一緒に県道218号を北上する。

 折り返し地点となる「神崎酒造」では午前10時と11時、子ども向けの紙芝居がある。馬の休憩所があったとされる大澤公民館では同10時半と11時半、生野銀山の歴史や馬車道の工法などについての講話がある。

 苗村さんは「当時最先端の道路がこの町にあった名残を肌で感じてほしい。将来的には道沿いに花を植えたり、史跡を建てたりして地域を盛り上げることにつなげたい」と話す。

 参加無料。(地道優樹)

2019/6/21
 

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