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銀の馬車道 鉱石の道

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馬車をイメージしたポニーと大八車を先頭に街道を歩く住民ら=姫路市安田2
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馬車をイメージしたポニーと大八車を先頭に街道を歩く住民ら=姫路市安田2

 明治、大正期に生野鉱山(兵庫県朝来市)から飾磨津(姫路市)を結んだ「銀の馬車道」のうち、JR姫路駅付近から南側の「飾磨街道」について知ってもらおうと、地元住民らが16日、飾磨街道フェスを開いた。馬車に見立てたポニーと大八車を先頭に、住民らがのぼり旗の並んだ街道に沿って行列をつくって歩き、往時の活気に思いをはせた。

 地元自治会などでつくる「『銀の馬車道』飾磨街道活性化委員会」が初めて企画。古民家の寳角邸(同市安田2)を出発点に、住民ら約30人が亀山本徳寺(同市亀山)までの街道約1・5キロを歩いた。寳角邸では三味線による民謡や踊り、栗山町公民館では小学生による馬車道をイメージした工作や書の展示があったほか、終点の同寺では馬車道の歴史を伝えるオリジナル紙芝居も披露された。

 馬車道の最終区間に当たる飾磨街道は、駅南大路の西側を並行して通る現在の市道で、今も古い町家や同寺などの寺社が並ぶ。同実行委の浪花孝治代表(68)は「馬も馬車もミニサイズだったが、何とか当時の雰囲気を再現できたと思う。飾磨街道の存在を広く知ってもらう機会にしたい」と述べた。(井沢泰斗)

2018/7/16
 

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