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銀の馬車道 鉱石の道

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來海姫路駅長の合図で出発する特別列車=JR姫路駅
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來海姫路駅長の合図で出発する特別列車=JR姫路駅
多くの参加者でにぎわった車内=JR姫路駅
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多くの参加者でにぎわった車内=JR姫路駅

 兵庫県の中播磨と但馬南部を結ぶ明治・大正期の産業道路・銀の馬車道の完成140年と、播但線の全線開通110年を記念した「銀の馬車道グルメ街道トレイン」が25日、特別運行された。姫路-生野間を往復する旅で、約70人が沿線のグルメや風景を満喫した。(西竹唯太朗)

 銀の馬車道の日本遺産登録に向け、沿線自治体などでつくる協議会が主催。銀の馬車道は1876年に完成、播但線は1906年に開通し、それぞれの節目を機に沿線を盛り上げようと企画した。

 この日朝8時すぎ、來海(きまち)博明・姫路駅長(59)の号令がホームに響き、電車が出発。参加者は、沿線の酒蔵で仕込まれた美酒を堪能しながら、朝来市生野町の生野駅へ。到着後、同駅周辺で開催中の「銀谷(かなや)祭り」会場を巡った。

 姫路へと折り返す車内では、市川町のかしわめしや、福崎町のもちむぎ、「姫路グルメポーク 桃色吐息」など各地の特産物が詰まった「特別弁当」が登場。参加者はおいしそうにほおばりつつも、名残惜しそうに車窓の景色に見入った。

 銀の馬車道は、本年度、沿線市町が日本遺産登録を文化庁に申請したが、認定されず、“リベンジ”を掲げる。

 同協議会の事務局を担う県中播磨県民センター産業観光課の安東明美班長(47)は「お客さんの満足そうな表情を見られて安心した。今後は世界的にPRして、日本遺産登録を目指していきたい」と話していた。

2016/9/25
 

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