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銀の馬車道 鉱石の道

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銀の馬車道について書かれた新聞記事を手に授業を受ける生徒ら=神河町福本
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銀の馬車道について書かれた新聞記事を手に授業を受ける生徒ら=神河町福本

 戦国時代に開発された生野鉱山(兵庫県朝来市)や日本初の産業道路とされる「銀の馬車道」を学習する出前授業が28日、神河町福本の神崎高校であった。2年生約80人が地域に残る文化遺産の成り立ちや歴史を学んだ。

 地域史に興味を持ってもらおうと、朝来市教育委員会文化財課の柏原正民参事(48)らが講師を務めた。

 柏原参事は生野鉱山の成り立ちを紹介。「豊臣秀吉によって開発され、江戸時代には全国の8割を占める銀を産出していた」と説明した。

 鉱山の近代化に伴って大量輸送の必要が生じ、銀や物資の輸送路「銀の馬車道」が1876(明治9)年に整備された。

 柏原参事は「鉱石の道」と「銀の馬車道」の日本遺産認定に向けた取り組みを紹介し、「地域の誇りを受け継いでほしい」と呼び掛けた。

 馬車道跡の発掘を報じた新聞記事も配られ、同校の女子生徒(17)は「身近にこんな文化遺産があるとは知らなかった。行ってみようと思いました」と話していた。(三宅晃貴)

2016/11/29
 

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