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銀の馬車道 鉱石の道

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「一円電車体験乗車会」の3万人目の利用者となった明石市の村井凜さん(中央)や家族ら=養父市大屋町明延
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「一円電車体験乗車会」の3万人目の利用者となった明石市の村井凜さん(中央)や家族ら=養父市大屋町明延

 1987年に閉山した明延鉱山(兵庫県養父市大屋町明延)で運行され、2011年に復活した「一円電車」の体験乗車会の利用者が11日、3万人に達した。3万人目となった明石市の村井凜さん(9)には記念品が贈られ、住民らと一緒にくす玉を割り、節目を祝った。

 一円電車は1929年、明延から鉱石などを神子畑(みこばた)選鉱所(朝来市)に運ぶ「明神電車線」として開通。運賃1円で住民らも乗車できた。体験乗車会のコースは約70メートルで、2010年に整備された。「『鉱石の道』明延実行委員会」が11年から、春から秋まで毎月1回と、夏休み期間中は毎週日曜日に体験乗車会を開いている。

 この日、家族と一緒に乗車した村井さんは「小さな客車でかわいい。ガタガタと音を立てて動くので驚いたが、慣れてくると楽しかったです」と笑顔で話していた。

 明延区の小林史朗区長(61)は「秋にはコースを150メートルに延伸し、周回化するので(3万人達成は)弾みになる。今後も多くの人に足を運んでほしい」と期待を込めた。(桑名良典)

2019/8/12
 

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