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銀の馬車道 鉱石の道

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発足した日本遺産「銀の馬車道・鉱石の道」推進協議会の設立総会=姫路市内
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発足した日本遺産「銀の馬車道・鉱石の道」推進協議会の設立総会=姫路市内

 播磨・但馬を貫き、日本の近代化を支えた産業道路「銀の馬車道」と「鉱石の道」の日本遺産認定を受けて、沿線の6市町などでつくる日本遺産「銀の馬車道・鉱石の道」推進協議会が29日に発足し、姫路市内で設立総会を開いた。遺産を生かした観光客誘致や地域活性化に向け、一丸となってPRを進める方針を確認した。(宮本万里子)

 朝来、姫路市と福崎、市川、神河町、養父市は「銀の馬車道」(飾磨港-生野鉱山)と「鉱石の道」(生野-明延鉱山など)をテーマに申請。4月、文化庁から日本遺産に認定された。

 同協議会は、各道でつくっていた協議会を母体に設立。総会には6市町長や地元企業の社長ら12人が出席し、会長に中元孝迪・銀の馬車道ネットワーク協議会長を選んだ。

 文化庁の補助金約4500万円を財源とした2017年度の予算案を承認。公式ホームページの制作や、道を舞台にしたウオーキング、サイクリングイベントの実施、シンポジウムの開催などの事業を確認した。

 意見交換もあり、出席者は「JR播但線の特急本数を増やしてもらうよう要望してはどうか」「住民を巻き込む仕掛けが必要」と発言。認定を支援し、協議会の構成団体になった神戸新聞社の高士薫社長は「外国人観光客らを意識し、かみ砕いて情報発信することで、二つの道を知らない人にも価値が伝わる」と提案した。

2017/6/30
 

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