学校法人創志学園

副理事長 大塚 敏弘

大学構想が次第に拡大

―在校生がパリ五輪出場を果たしました。

 本学園は全日制の創志学園高校、兵庫県内8キャンパスを含め全国に65キャンパスを持つ広域通信制のクラーク記念国際高校、IPU・環太平洋大学などを運営する学校法人です。クラーク高生の岸里奈選手が昨年のパリ五輪に出場し、体操女子団体の8位入賞に貢献しました。通信制高校には、さまざまな背景を持つ生徒が在籍していますが、彼女の代表選出に多くの生徒が元気づけられました。

―「CLARK AWARDS」について。

 クラーク記念国際高の一大イベントで、2月に3回目を開催しました。課題解決型学習の一環として生徒の主体的、独創的な取り組みやアイデアを発表する場で、複数選考を経て各キャンパスから選ばれた生徒が、全国大会で全校生や保護者、外部の関係者を前にプレゼンテーションを行います。回を重ねるごとに内容が洗練され、外部からも高い評価を受けています。

―環太平洋大学構想が進化中。

 当学園は大橋博総長が1987年、環太平洋地域を代表する教育者や識者を集めてハワイで開いた国際教育会議「ホノルル会議」の議論を経て、太平洋を取り巻く複数の国に単位互換が可能なキャンパスを設置し、人種や国を超えた教育ネットワークの構築を目指しています。1990年、ニュージーランドに初の私立国際大学となる「IPU New Zealand」を設立。2007年、岡山でIPU・環太平洋大学の創立へとつながり、今年4月にはIPU・環太平洋大学の東京キャンパスを開設し新学部「国際経済経営学部」がスタートするなど次第に拡大しています。学園生のハワイ留学、ハワイの高校生を北海道に招待するなどの教育交流も好評です。

法人概要

IPU・環太平洋大学
所在地〒651-0084 神戸市中央区磯辺通4の1の5 アンビシャスビル
TEL078・262・0880(代表)
設 立1966年5月2日
事業内容学校教育研究、公益活動
設置校IPU・環太平洋大学、IPU New Zealand、クラーク記念国際高等学校、創志学園高等学校、こども教育支援財団ほか
教職員数2747人(2025年1月31日現在)
ホームページhttps://seg.ac.jp/