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<地エネの酒 SDGs 環(めぐる)>環プロジェクト 万博で紹介  取り組み拡大へ基金構想 地域課題解決に活用提言
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 観光の視点から日本と地域の未来を切り開く「観光クロスオーバーサミット」が1日、大阪・関西万博(大阪市)で開かれた。資源のサイクルを地域につくりながら地球環境への負担を減らす「環(めぐる)プロジェクト」(事務局・神戸新聞社)がローカルSDGs事業として紹介され、取り組みを広げる基金構想も披露された。

 同サミットには溝畑宏大阪観光局理事長、前田晋太郎下関市長らが参加し、観光の可能性を広げる取り組みが発表された。

 環プロジェクトについては、同サミットを運営する一般社団法人「観光クロスオーバー協会」が基金設立を提案し、ビジネス交流拠点アンカー神戸(神戸・三宮)の会員成長事業の一つとして検討が進められている。

 神戸新聞社の辻本一好経営企画部専任部長・編集委員が登壇。7農家7酒蔵とともに、地域エネルギー(バイオガス)と地肥料(消化液)を普及する日本酒「環」などの環プロジェクト、その現場を観光・研修に生かす事業を報告した。

 構想中の基金が取り組む地域課題として、漁獲が減る瀬戸内海の栄養サイクル再生への消化液利用などを解説。このほか、灘五郷の日本酒産業や建設業の技術発展の舞台となった江戸・明治・大正期の六甲山麓の水車産業遺構の現状と保存・観光資源化を呼びかけた。

 同サミットの観光クロスオーバーコンテストでは、インバウンド向け食材絵文字の関連商品を販売するベンチャー企業「フードピクト」が最優秀賞に選ばれた。

2025/8/5
 

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