教育

受験のココロ 高校入試編

(74)適度な放任が子の自立促す  自己決定が成長の糧  
  • 印刷

 若松塾の現場で多くの中学生を見ていると、立派な子はいるものだと思います。誰もが苦しいと感じる勉強や課題を黙々とこなしていく優等生。「すごいなぁ。自分が中高生のころ、絶対にこの子のようにはできなかったよなぁ」と感嘆します。同時に「無理してるんじゃない? もう少し息を抜いても」と心配にもなります。大人の言うことを聞きすぎる子には、特に。

 その子の家庭環境が放任的で伸びやかならば、その立派さはお子さん本人の資質そのものです。そうではなく、親の思いに過度な忖度(そんたく)のあるお子さんの場合、根深い問題があるかも知れません。先日お会いした元県立トップ高校の校長先生とも、「優秀な子に、親が理想を強く求めすぎる場合は問題ですね」とうなずき合いました。

この記事は会員限定会員限定です。新聞購読者は会員登録だけで続きをお読みいただけます。

2021/11/28
 

天気(9月9日)

  • 33℃
  • ---℃
  • 30%

  • 34℃
  • ---℃
  • 50%

  • 35℃
  • ---℃
  • 20%

  • 35℃
  • ---℃
  • 20%

お知らせ