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長洲小学校で創立150周年記念して全校生徒で行われたバルーンリリース(長洲小学校提供)
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長洲小学校で創立150周年記念して全校生徒で行われたバルーンリリース(長洲小学校提供)

 尼崎市長洲東通3にある市立長洲小学校がこのたび開校150周年を迎え、記念イベントとして全校児童によるバルーンリリースが行われた。校庭に集合した全校児童が色とりどりの風船を空に放ち、地域とともに歩んできた150年の節目を祝った。

 1872(明治5)年、国が学制を発布して全国に学校を作る中、翌年の73年に江戸時代から続く「海臨寺寺子屋」を継承する形で前身となる「衛正小学」が開校した。

 1934年には室戸台風の被害に遭い校舎が全壊。翌35年に建てられた鉄筋3階建ての校舎は、戦禍や阪神・淡路大震災を乗り越え、約90年たった今でも使われている。59年には46学級、児童数2459人とピークに達し、統廃合を経て現在は292人の子どもたちが過ごす。

 「地域に愛され続ける学校」と話すのは、桜井克典校長。地域の畑で地元野菜を育てたり、近隣住民が学校でかけっこ教室を開いたりと親密な交流が続いてきたという。

 桜井校長は「地域の支えがあって学校が成り立っているとを改めて感じた。積み上げられた歴史の節目に立ち会えることはありがたい」と話した。

 2日は記念イベントとして、全校生徒がグラウンドでバルーンリリースを決行。「3、2、1、おめでとう!」と大量の風船を青空に放し、見えなくなるまで見守った。

 参加した6年生の山田百愛さん(11)は「空に飛んでいく風船がとてもきれいで、最高の思い出になった」と笑顔を見せた。

(村上貴浩)

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