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鹿児島県などではボンタン、高知県などでは文旦と呼ばれるかんきつ類
鹿児島県などではボンタン、高知県などでは文旦と呼ばれるかんきつ類

 「ボンタン実る樹のしたにねむるべし ボンタン思へば涙は流る」。室生犀星の自伝的小説「ある少女の死まで」の最後にある悼詩の出だしです。

 鹿児島県などではボンタン、高知県などでは文旦、大変皮が分厚く、大きなものでは1個が1キロを超える重さの実もできるかんきつ類です。手だけではむききれないので、包丁で頭とお尻の部分を切り落とし、切れ込みを入れてからむきました。すると、文旦特有の香気成分ノートカトンやかんきつ系の香りに混じって、ちょっと嫌な別の臭いがするのです。硬貨や校庭の鉄棒、鉄製の工具などを握りしめた後にする独特の臭いです。このような臭いは金属臭といわれています。

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2019/4/28
 

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