エッセー・評論

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せっせと煮込む(撮影・吉田敦史)

せっせと煮込む(撮影・吉田敦史)

 J・D・サリンジャーを描いた映画「ライ麦畑の反逆児」を観(み)ていたら、戦場へ赴く息子に母親が、毛糸の靴下を送る、と言って鬱陶(うっとう)しがられる場面があった。息子は皆にからかわれるのが恥ずかしいのだ。

 どうして母親の愛情はこんなふうに誤解されがちなのだろう。ただ真(ま)っ当(とう)な愛を注いでいるだけなのに、子離れできていないとか気持ち悪いとか言われる。

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2019/1/5
 

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