教育

受験のココロ 中学入試編

(26)「先取り学習」の是非を考える  理解せず覚えるだけに
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 子どもの能力を伸ばす方法の一つに、先の学年で学習する内容まで学年を超えて学ばせる「先取り学習」があります。中学受験を考えたときにも、高学年になったときに余裕を持たせたいとの考えから、できる限り先取り学習させるべきではないかという意見もあります。この「先取り学習」の是非について私の考えを述べたいと思います。

 先取り学習をすることによって、本格的にその学習をするときに予備知識が備わっている状態にすることができます。特に受験勉強においては、スムーズに学習内容の定着が図れるとか、受験学年でより難度の高い問題にチャレンジしたり、より理解を深めたりするための時間的余裕が生み出せる、といったことが先取り学習のメリットでしょう。大学受験においては、大人に近い段階まで成長した年齢での受験なので、このメリットが表れやすいと思いますが、中学受験においては慎重に考える必要があると考えています。

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2017/11/12
 

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