
足を揺らす。思いは巡る(撮影・吉田敦史)
暦の上ではとうに立秋を過ぎ、秋に突入しているが、実感では猛暑の夏がやっと終わりに近づいているところであり、今も盛んにツクツピーヨが鳴いている。
セミの種類は、私の子供時代からは微妙に変化しているようだ。ミンミンゼミやニイニイゼミが減少し、アブラゼミとかクマゼミが増加している実感がある。もうじき、庭全体がセミの死屍(しし)累々となる時期だが、近年やたら目に付くのは、羽根が茶色のアブラゼミの死骸だ。
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