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母鳥(左)と空を舞うニホンイヌワシの幼鳥。羽の白い模様が特徴的=19日、但馬地域の氷ノ山周辺(三谷康則さん提供)
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母鳥(左)と空を舞うニホンイヌワシの幼鳥。羽の白い模様が特徴的=19日、但馬地域の氷ノ山周辺(三谷康則さん提供)
巣から顔をのぞかせるニホンイヌワシのひな=5月20日、但馬地域の氷ノ山周辺
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巣から顔をのぞかせるニホンイヌワシのひな=5月20日、但馬地域の氷ノ山周辺

 国の天然記念物、ニホンイヌワシのひなが、兵庫県但馬地域の氷ノ山周辺で巣立ちしているのが確認された。この営巣地では3年ぶりの巣立ち。

 県などによる合同調査チームが今月19日に確認した。親鳥とともに空高く舞い上がり、空中でエサのヘビを受け取るなど飛ぶ能力も十分で、巣立ちから10日ほどたっているとみられた。

 氷ノ山周辺では2020年6月、県内16年ぶりとなるひな誕生が確認された。成育は遅れながらも無事に巣立ちしたが、その後、姿を消し、命を落としたと判断された。

 幼鳥の命運は巣立ち後の栄養状態に左右される。日本イヌワシ研究会の三谷康則さん(75)は「前より早く巣立ちでき、飛び方も元気。今度はちゃんと育つかも」と期待を寄せていた。

 巣立ち後もしばらくは親と一緒に過ごし、順調に大きくなると秋には親元を離れ、独り立ちする。(山崎 竜)

但馬
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