播磨の初夏の風物詩「姫路ゆかたまつり」が２４、２５日、兵庫県姫路市塩町の城南公園周辺で４年ぶりに開かれる。期間中に浴衣姿で姫路を訪れると、１２月に世界遺産登録３０周年を迎える姫路城（同市本町）などの観光施設に無料で入場できるほか、映画鑑賞料の割引なども受けられる。（田中宏樹）

　まつりは同市立町にある長壁（おさかべ）神社の伝統行事。２０２０～２２年は新型コロナウイルス禍で中止が続いた。６月２２～２４日に開催日が決められていたが、４年ぶりの今回は家族連れが楽しみやすい土、日曜に開く。

　浴衣姿であれば、姫路城や敷地内にある市立動物園、隣接する好古園の入場は無料となる。ＪＲ姫路駅近くの映画館「アースシネマズ姫路」では、一般の鑑賞料が通常より７００円安い１２００円となる。

　まつりでは、姫路駅と姫路城を結ぶ大手前通りや商店街に約１２０の露店が並ぶ。城南公園ではステージイベントが開かれる。

　両日とも午後４時半～同９時半。同駅北では交通規制が実施される。姫路ゆかたまつり振興協議会事務局ＴＥＬ０７９・２２１・１５００