新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが５類に移行したことに伴い、感染者の全数把握が８日午前０時で終了した。兵庫県内では、最初の感染者が確認された２０２０年３月１日からの約３年２カ月間で、累計感染者が１４８万１５３人、死者は３９０８人に上った。

　県内の感染者数は２０年末時点で計１万人、２１年末で計約７万９千人だったが、その後のオミクロン株の流行を受けて、２２年は爆発的に増加。同年末には計約１２７万９千人に達した。現在の流行「第８波」は今年１月にピークを迎えたものの、感染者はゼロにならないまま増減を繰り返しており、大型連休明けの増加が心配される。

　県は今後、県内１９８カ所の定点医療機関からの報告を週１回とりまとめ、入院患者数などとともに毎週木曜日に発表する予定。

（高田康夫）