石川県珠洲市で５日、震度６強を観測した地震で、兵庫県内でも広い範囲で震度１～２の揺れが確認された。揺れを感じた人はいたが、午後６時半時点で、事故やけが人などの情報は入っていない。

　気象庁によると、震源地は石川県能登地方で、震源の深さは約１０キロ。地震の規模はマグニチュード（Ｍ）６・３と推定される。

　神戸地方気象台によると、兵庫県内で震度２を観測したのは、尼崎や淡路、豊岡市の計４地点。震度１は姫路市や西播磨地域を除く広い範囲に及んだ。

　神戸新聞神戸本社（神戸市中央区東川崎町１）の編集フロアがある１３階では、窓にぶら下がったブラインドが左右に揺れながら壁にぶつかった。映像写真部の男性デスクは「緊急地震速報を見て揺れているかを確かめようと思っていたら、ブラインドが揺れた」と振り返った。

　尼崎南署でも、一部の署員が若干の揺れを感じるなどしたという。