• 印刷
投票する有権者
拡大
投票する有権者

 統一地方選後半の市長選などや衆参5補欠選挙の投票が、間もなく午後8時に締め切られます。それと同時に、テレビやインターネットでは「○○さん当選確実」などの情報が一斉に流れ始めます。

 皆さんが投じた1票は、各投票所から開票所に集められ、おおむね午後9時以降に開票が始まります。どうして開票前に当選者が分かるのか、ご存じでしょうか?

 報道機関は、自治体の選挙管理委員会が公式発表する前に誰が当選するかを見極め、少しでも早く伝えるために取材や調査を行っています。

 担当記者は、立候補者の陣営などに取材し、どんな組織から支援を受けているか、地盤とされる強い地域はあるのか、などの情報を蓄積していきます。

 客観的なデータも判断には欠かせません。選挙戦が始まると、期日前投票所に調査員を配置し、投票を終えた人に誰に投票したかなどを尋ねます。文字通りの「出口調査」で、これが最も重要なデータになります。投票日も各地の投票所で同様に実施し、即座に集計します。

 トップの候補者の得票率が2位以下に大きな差をつけている場合など、これまでの取材や調査データを踏まえて優劣が判断できれば、午後8時を待って開票率0%での当選確実「ゼロ当確」を打つことになります。

 接戦となった場合は、開票作業の進展を待ちます。開票所での目視や中間発表などで票の出方を見極め、当確を打ちます。票差が読めない僅差の大接戦では確定を待つこともあります。(選挙担当デスク・井関 徹)

【特集ページ】統一地方選2023

選挙統一地方選教えて?!選挙
もっと見る
 

天気(9月7日)

  • 34℃
  • 27℃
  • 20%

  • 36℃
  • 24℃
  • 40%

  • 35℃
  • 26℃
  • 20%

  • 35℃
  • 25℃
  • 30%

お知らせ