• 印刷
落選が決まり、沈痛な表情で支援者にあいさつする藤原昭一氏=小野市上本町
拡大
落選が決まり、沈痛な表情で支援者にあいさつする藤原昭一氏=小野市上本町
藤原昭一氏
拡大
藤原昭一氏
立候補に向けた取材に応じる藤原昭一氏=小野市役所
拡大
立候補に向けた取材に応じる藤原昭一氏=小野市役所

 自民党県連幹事長や県議会議長などを歴任した藤原昭一氏が敗れた。「8期目を自身の集大成にしたい」と臨んだ12年ぶりの選挙戦。自民の強固な組織力に加えて公明の推薦を受け、盤石の戦いを示すかと思われたが、多選や高齢などへの批判を覆せなかった。

 告示日の出陣式には、党県連会長の参院議員末松信介氏や、衆院議員の藤井比早之氏らが来援。7選の原動力となった党の組織力と結束をアピールし、長年の実績を強調した。

 しかし告示の直前、藤原氏は転倒して負傷するアクシデントに見舞われた。選挙カーでの遊説が困難になった時もあり、支援者の一部からは「本当に戦えるのか」との声が漏れた。

 不安は的中し、新人候補が市内全域で積極的な遊説を行って支持を拡大する一方、藤原氏は伸び悩んだ。来援した藤井氏も個人演説会などで「仕事ができるのはこの人しかいない」と陣営の結束を呼びかけ、終盤は藤原氏自身も声をからして支持を訴えたが、風向きは変わらなかった。

 藤原氏は事務所で「健康面の不安を有権者に与えてしまった。私の不徳のいたすところ」と頭を下げた。(杉山雅崇、伊田雄馬)

【特集ページ】統一地方選2023

選挙統一地方選兵庫県議選北播
もっと見る
 

天気(9月7日)

  • 34℃
  • 27℃
  • 20%

  • 36℃
  • 24℃
  • 40%

  • 35℃
  • 26℃
  • 20%

  • 35℃
  • 25℃
  • 30%

お知らせ