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兵庫県議選と神戸市議選の投票をする有権者ら=9日、神戸市中央区山本通1(撮影・鈴木雅之)
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兵庫県議選と神戸市議選の投票をする有権者ら=9日、神戸市中央区山本通1(撮影・鈴木雅之)

 統一地方選前半の兵庫県議選(定数86)は間もなく、午後8時に投票が締め切られる。二つの会派に分かれる自民党は、過半数の確保を目指して44人を公認・推薦。日本維新の会は結党以来最多の30人を擁立し、戦いの構図を一変させた。この2党を中心に勢力争いが激化している。

 全38選挙区に、4年前の前回選を7人上回る134人が立候補。このうち8選挙区で無投票となり、計9人が当選を決めている。

 今回は斎藤元彦知事にトップが交代してから初めての選挙で、議会の勢力図にも注目が集まる。

 自民は2021年の知事選で支援候補を巡って会派が割れた。現状では二つの会派で過半数の44議席を維持する。公認・推薦候補の1人でも議席に届かなければ過半数を割り込む。

 前回選で9議席を得た維新は、知事選で推薦した斎藤知事を支えるため、2桁台の当選者確保を目指している。伸長すれば会派間の主導権争いが激化しそう。

 2度目の統一選に臨んでいる立憲民主党は7人、国民民主党は1人を公認。両党とも前回から2人減らし、相互推薦で生き残りを図る。公明党は全13人の当選で現有勢力の維持を狙い、共産党は16人を立てている。

 歴史的な物価高は、新型コロナウイルス禍からの回復にブレーキをかけている。選挙戦では少子化対策に加え、地域の活力や暮らしをどう守るかで論戦が交わされた。(選挙担当デスク・井関 徹)

【特集ページ】統一地方選2023

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