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 9日投開票の兵庫県議選、神戸市議選。4年前の前回はいずれの投票率も過去最低を更新した。一方、期日前投票は今回を含めて増加傾向が続くものの、要因が選挙の盛り上がりか、制度の浸透かは「ふたを開けないと分からない」(県選挙管理委員会)。投開票日は好天に恵まれそうで、低落傾向の投票率が上向くかどうか注目される。

 県選管は8日、告示日翌日の4月1日から7日までの県議選の期日前投票者数を発表。投票を終えた人は36万2527人に上り、前回同期(30万2963人)よりも約6万人増えた。有権者数における投票率は8・73%で、前回同期を0・96ポイント上回った。

 期日前は近年、多くの選挙で利用者数が増加傾向にあるが、県議選で今回増えている背景には、無投票選挙区の減少もあるとみられる。前回の15から、今回は8に減っている。

 それでも県議選の確定投票率は「右肩下がり」の傾向が続いている。阪神・淡路大震災が起きた1995年から5割を切るようになり、投票時間の2時間延長が始まった99年、期日前投票が導入された2007年は一時上向いたものの、以降は下落が続いて前回は過去最低の38・64%に。神戸市議選も99年の51・70%を境に4割台が続き、前回で39・98%まで下がった。

 18歳選挙権の導入で有権者の範囲は広がったが、前回県議選の18~19歳の投票率は23・49%、20~29歳では19・92%と全体平均に比べて大幅に低い。県選管は「入学や入社などで新生活を始める時期と選挙期間が重なり、どうしても投票率が下がる傾向にある」と話し「投開票日の天気は良さそうなので投票に足を運び、大切な一票を投じてほしい」と呼びかけている。

(金 旻革)

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