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 統一地方選前半の兵庫県議選(定数86)と神戸市議選(同65)は9日、投開票を迎える。県議選は多くの選挙区で自民党と日本維新の会の候補者が競合し、結果によっては県議会の勢力図が変わる可能性もある。両選挙に2度目の挑戦となった立憲民主党など他党の伸長も注目される。

 県議選は全38選挙区のうち8選挙区が無投票となり、既に現職9人が当選。残る30選挙区の計77議席を125人が争っている。自民と維新は一騎打ちの7選挙区を含め、計27選挙区で競合する。

 県議会で二つの会派に分かれている自民は計44人を公認・推薦した。うち7人が無投票当選を決めたが、残る37人全員が当選しなければ過半数に届かない。これまでと同様、選挙後に無所属議員を取り込んで勢力を維持するとみられ、会派合流の動きも焦点となる。

 維新は前回選の2・5倍となる30人を擁立。神戸・阪神間の全選挙区に加え、播磨を中心に保守地盤とされる選挙区にも挑み、現有4議席からの躍進を狙う。

 2度目の統一選となる立民は7人、国民民主党は1人を公認し、相互に推薦した。公明党は新人5人を含め前回と同数の13人、共産党は都市部を中心に16人を立てた。無所属では無投票当選の2人を除き、21人が舌戦を展開している。

 神戸市議選は101人が選挙戦を繰り広げている。党派別では、自民21人▽立民8人▽維新21人▽公明12人▽共産10人▽国民2人▽参政党1人▽諸派7人▽無所属19人。

 9日には両選挙の他に、大阪府知事、大阪市長のダブル選など9道府県知事選と6政令市長選、40道府県議選と16政令市議選も投開票される。(田中陽一)

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