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兵庫県議選や神戸市議選が告示され、応援に駆け付けた政党幹部の演説に聴き入る市民ら=神戸市内
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兵庫県議選や神戸市議選が告示され、応援に駆け付けた政党幹部の演説に聴き入る市民ら=神戸市内
候補者への支援を呼びかける立憲民主党の西村智奈美代表代行=2日午前、西宮市内(撮影・吉田敦史)
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候補者への支援を呼びかける立憲民主党の西村智奈美代表代行=2日午前、西宮市内(撮影・吉田敦史)
兵庫県議選や神戸市議選の投開票日を前に、応援に駆け付けた日本維新の会代表の馬場伸幸代表=2日午後、神戸市西区(撮影・長嶺麻子)
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兵庫県議選や神戸市議選の投開票日を前に、応援に駆け付けた日本維新の会代表の馬場伸幸代表=2日午後、神戸市西区(撮影・長嶺麻子)
候補者の応援に駆け付けた共産党の小池晃書記局長=1日午前、神戸市東灘区(撮影・名倉あかり)
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候補者の応援に駆け付けた共産党の小池晃書記局長=1日午前、神戸市東灘区(撮影・名倉あかり)
国民民主党の候補者を応援する玉木雄一郎代表=2日午後、神戸市北区(撮影・風斗雅博)
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国民民主党の候補者を応援する玉木雄一郎代表=2日午後、神戸市北区(撮影・風斗雅博)

 統一地方選前半の兵庫県議選、神戸市議選(ともに9日投開票)は2日、期間中唯一の「選挙サンデー」を迎えた。各野党の幹部らが相次いで兵庫入りし、花見客や買い物客らでにぎわう街角で政権批判を展開。岸田文雄首相を支える政権幹部らは与党の結束の強さを訴え、統一選での支援を呼びかけた。

 「岸田首相が掲げる子育て予算倍増はスピード感に欠ける」。西宮市の阪急西宮ガーデンズ前でマイクを握った立憲民主党の西村智奈美代表代行は、少子化対策試案を公表したばかりの政府や与党を批判した。

 経済対策についても「株を持つ人には恩恵があったかもしれないが、額に汗して働く人や年金で暮らす人の生活は苦しくなる一方だ」と述べ、政策の転換を訴えた。

 立民と国会で一部共闘する日本維新の会の馬場伸幸代表も神戸市内で、防衛費増額に伴う政府の増税方針に対し、「事あるごとに借金や増税をしようとする。次世代につけを回す政治はおかしい」と主張した。

 統一選では地方議員の1・5倍増を掲げており、「主戦場」とする兵庫県内各地を巡り、大阪で進めた議員定数や報酬の削減をアピール。「維新には実績がある。新しい政治を実現したい」と支援を求めた。

 政策で立民と距離を置く国民民主党の玉木雄一郎代表は、神戸市内で街頭に立ち、県議会で唯一の1議席を死守する「大変厳しい選挙だ」と声を張り上げた。

 「ガソリン代や電気代の値下げを早くから掲げ、実現につなげた」と国政での実績を強調。実質賃金の減少が続く現状にも触れ、「頑張れば報われ、給料がきちんと上がる社会をつくりたい」と力説した。

 一方、自民党は西村明宏環境相が1日夕に神戸・三宮で演説した。国会議員が担う国政に加え、地方議員らによる県、市との連携の重要性を強調し、「自民党は(国と地方が)スクラムを組むから大きな仕事ができる」と力を込めた。地元選出の西村康稔経済産業相らも各地に入り、候補者とともに街宣などをこなした。

 自民と政権を組む公明党は3月下旬、山口那津男代表や斉藤鉄夫副代表らが相次ぎ来援し、告示前から精力的に活動を展開する。

 共産党も1日、小池晃書記局長が神戸、西宮、宝塚市を回った。JR摂津本山駅前では「県も神戸市も、暮らしそっちのけで再開発や高速道路整備に熱中している」と批判。「知事や市長に何でも賛成する『オール与党』ではなく、共産党を伸ばして住民の暮らしを支える自治体に変えよう」と地方政治に矛先を向けた。(統一選取材班)

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