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次々と水揚げされるイカナゴのシンコ=4日午前、姫路市白浜町、妻鹿漁港
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次々と水揚げされるイカナゴのシンコ=4日午前、姫路市白浜町、妻鹿漁港
水揚げされたイカナゴのシンコ(稚魚)=4日午前、神戸市垂水区平磯3、垂水漁港
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水揚げされたイカナゴのシンコ(稚魚)=4日午前、神戸市垂水区平磯3、垂水漁港
漁の解禁初日、新鮮なイカナゴのシンコ(稚魚)を求めて大勢の人が並んだ=4日午前、神戸市兵庫区東山町、東山商店街
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漁の解禁初日、新鮮なイカナゴのシンコ(稚魚)を求めて大勢の人が並んだ=4日午前、神戸市兵庫区東山町、東山商店街
客の注文を受けてイカナゴのシンコ(稚魚)を袋に入れる鮮魚店員=4日午前、神戸市兵庫区東山町、東山商店街
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客の注文を受けてイカナゴのシンコ(稚魚)を袋に入れる鮮魚店員=4日午前、神戸市兵庫区東山町、東山商店街

 瀬戸内に春を告げるイカナゴのシンコ(稚魚)漁が4日、大阪湾と播磨灘で解禁された。兵庫県水産技術センター(明石市)が7年連続の不漁予報を出す中、県漁業協同組合連合会によると県内の漁獲量は前年解禁日の約8割にとどまり、一部の漁港では過去最高値を付けた籠もあったという。

 夜明け前、坊勢漁協(姫路市)の約180隻が出漁し、漁師らは日の出を待って網を投入した。午前8時過ぎに続々と妻鹿漁港に入ると、漁協職員らが満杯の籠を慌ただしく運び出し、仲買人が目利きを始めた。

 垂水漁港(神戸市垂水区)では7時50分ごろ、とれたてを積んだ漁船が姿を見せ始めた。量は少なくても大きさのそろった「まさに炊きごろのシンコ」といい、価格は1籠(25キロ)4万~9万円台と10年前の数倍となり、仲買人の田中達也さん(61)は「初日から漁獲量は厳しいが、くぎ煮を作りたい人は多く、何とか届けたい」と話した。

 県漁連によると、神戸、明石、姫路、淡路市の主要6漁協の漁獲量は計約80トンと前年から約2割減った。津名(淡路市)では3倍強の大幅増となった一方、岩屋(淡路市)では4割にまで減り、漁協によって差がでた。県漁連は「ほぼ予報通りとなった。昨年より遅めの解禁だったためシンコが大きくなった分、籠数が少し増えたのが救いだった」とした。

神戸姫路淡路漁連漁協
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