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 兵庫県内で2022年10月から始まった新型コロナウイルスの流行「第8波」で、期間中に発表された死者が855人に上り、これまでの流行で最多だった第6波(21年12月~22年6月)の845人を超えた。全国的にも第8波での死者の多さが指摘されており、兵庫県でも同じ傾向となった。

 第8波は昨年10月12日から始まった。2月14日時点で感染者数は43万1015人。死亡率は0・20%。死者の自治体別内訳は、神戸市=247人▽西宮市=86人▽尼崎市=70人▽姫路市=65人▽明石市=54人▽それ以外の県管轄=333人。年代が分かる県管轄の死者では、70代以上が93・7%を占めた=グラフ。

 これまで兵庫県内で死者が多かったのは、第4波(21年3~6月)と第6波。デルタ株が流行した第4波では、高齢者施設のクラスター(感染者集団)が相次ぎ、病床も逼迫。入院できないまま亡くなる高齢者が目立った。死者は777人、死亡率は3・38%だった。

 第6波はオミクロン株の最初の流行。死亡率は0・23%にとどまったが、感染者数が桁違いに増え、持病を悪化させるなどして亡くなる高齢者が多かった。

 第8波も第6波と同様、持病を悪化させる高齢者が目立ち、多くは病院や高齢者施設で亡くなっている。現在の死亡率は第6波より低いものの、第7波(22年6~10月)の0・11%より高い。県感染症対策課は「ワクチン接種からの期間が空いたため、第7波と比べて死者が多くなったのではないか」とする。

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