政府がマスクの着用について、屋内外を問わず個人の判断に委ねる指針を示したことなどを受け、兵庫県内でも「国の方針に基づいて対応したい」などの反応が聞かれた。

　県立学校では現状、登下校や体育の授業などを除き着用を求めている。政府指針は学校での着用を求めないとしており、県教育委員会は「今日時点で結論は出せない」としながら「国の通知に基づきながら判断していくと思う。いずれにせよ子どもや保護者が混乱しないように対応する必要がある」とした。

　マスクなしでの卒業式への参加を容認する考えについて、神戸市の久元喜造市長は１０日の定例会見で「個々の子どもや保護者の判断を尊重するのは歓迎すべきこと」と話した。

　神戸市内でバスや地下鉄を運営する市交通局も「政府の方針などに基づいて引き続き求められる対応を行っていく」とした。

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