1995年1月17日の阪神・淡路大震災で、神戸市立西灘小学校(同市灘区)5年の浅井亜希子さん=当時(11)=が亡くなった。「アッコちゃん」と呼ばれて慕われた少女のこと、そして震災のこと。同小の5年生たちが授業で学んでいく様子を、シリーズ「震災って何?」で報告します。
校区を歩き、災害への備えや危険箇所を見つけるフィールドワーク。昨年12月、神戸市立西灘小学校(同市灘区)の5年生に付き添ったのは、神戸学院大で防災を学ぶ大学生9人だった。児童と同じ、阪神・淡路大震災後に生まれた世代だ。
各班に分かれ、「何でここに消火栓があると思う?」「ここは避難所に指定されてる」と声をかける。元気な子どもたちに振り回されながらも共に歩き、学びを深めた。
3年の長岡誠也さん(21)は母が神戸市長田区、父が同市東灘区出身。父は震災当時、倒壊した阪神高速道路の現場近くに住んでいたという。幼い頃から震災の写真を見て育ち、「防災を広く伝えられたら」との思いが芽生えた。
この日感じたのは、子どもたちの視野の広さ。「よくまわりが見えていた。電柱が曲がっているとか、背丈より上の方でも危険を見つけていた」。探索して学んだことを、ずっと覚えておいてほしいと願う。
京都で育った3年、大岡弘奈さん(21)も両親が神戸市出身だ。高校生のとき、大阪市などで震度6弱を記録した大阪府北部地震を経験。揺れで飛び起きた記憶は鮮明だ。繰り返す災害を念頭に「何かアドバイスできたら」。積極的に話しかけた。
学校に戻り、1組担任の中村功児先生(39)が児童に呼びかけた。「もしかしたら、みんなはここに住んでいる人よりも何がどこにあるか知ってる。少なくとも西灘小では、一番知っていますよ」。その言葉に、子どもたちは自信を深めた。
【バックナンバー】
(6)校区 備えと危険歩いて把握
(5)検索 こんな火事、想像できない
(4)命 娘の声が聞こえる気がした
(3)朗読 母娘2人でふたつの命支えた
(2)日常 生きてたら、友達になりたい
(1)時計 同じ学校、同い年の子死んじゃった
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