兵庫県は６日、新たに１万２２１０人の新型コロナウイルス感染と、１９人の死亡を確認したと発表した。１日当たりの新規感染者数が１万人を超えるのは昨年１２月２８日（１万３６０人）以来９日ぶり。昨秋からの第８波では最も多く、過去最多だった８月１１日の１万２３７６人に匹敵する。

　１週間前の金曜日（１２月３０日）から４７３１人増加した。直近１週間を平均した１日当たりの新規感染者は７日ぶりに増えて５２１２・１人。これまで最も多かった約１万１千人（８月２４日）の半数程度だが、今後増加が見込まれる。

　新規感染者は発表自治体別に、神戸市＝２７１５人▽姫路市＝１１５９人▽尼崎市＝９０１人▽西宮市＝９５０人▽明石市＝７２６人▽県所管＝５７５９人。死者の内訳は県所管で１０人、神戸市と尼崎市で各３人、明石市で２人、西宮市で１人だった。

　また加古川、中播磨の各健康福祉事務所管内の高齢者施設計４カ所で、新たにクラスター（感染者集団）が発生。６日午前０時時点で県内の病床使用率は６２・０％、うち重症用病床の使用率は１８・３％となった。

　県感染症対策課は「人の交流が多い年末年始明けで、医療機関が通常診療に戻った影響が前日よりも色濃く出た。第７波に迫る流行で、３連休を終える来週後半の感染者数を注視したい」としている。

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