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兵庫県庁=神戸市中央区下山手通5
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 兵庫県は5日、県内でインフルエンザが流行期に入ったと発表した。定点調査する医療機関199カ所の速報値で、12月26日~1月1日の患者数が253人に上った。1カ所当たり1・27人で、流行の目安となる1人を超えるのは3年ぶり。斎藤元彦知事は「新型コロナウイルスとの同時流行が始まった」との認識を示し、県民にマスク着用や手指消毒などの感染対策の徹底を呼びかけた。

 県によると、5日の新型コロナ感染者数は7684人。前週(12月29日)に比べて600人減ったが、年末年始で一時的に減ったとみられ、県は流行「第8波」の感染拡大は続くとみている。

 インフルが県内で流行期となるのは、新型コロナ拡大前だった2019~20年シーズン以来。今回は平年と比べて流行入りが遅いという。

 政令・中核市の保健所と県健康福祉事務所計17カ所の管轄別で見ると、8カ所で目安の1を上回った。患者数の最多は西宮の4・00人で、次に尼崎の2・07人が多かった。ほかは、宝塚1・78人▽姫路1・74人▽朝来1・67人▽明石1・36人▽洲本1・25人▽加東1・00人-だった。

 厚生労働省は昨年末にインフルが全国的に流行期入りしたと発表。推計患者数は19~20年で729万人いたが、20~21年では1・4万人、21~22年は0・3万人に激減。免疫を持つ人が減っているとみられ、「今後さらに患者数が増える可能性がある」(県感染症対策課)という。

 県の試算では、同時流行で1日当たり最大3万4千人の患者の発生を見込む。斎藤知事は「同時流行が始まり、より一層の注意が必要だ。体調不良があれば自宅療養を検討し、リスクの高い高齢者らは医療機関の受診を検討してほしい」と訴えた。

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